Array ( [title] => 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か [url] => http://www.amazon.co.jp/%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E2%80%95%E3%80%8C%E7%AB%8B%E3%81%A1%E5%8E%BB%E3%82%8A%E5%9E%8B%E3%82%B5%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B-%E5%B0%8F%E6%9D%BE-%E7%A7%80%E6%A8%B9/dp/4022501839%3FSubscriptionId%3D1CG9JBFVAV73FHTWA002%26tag%3Dws%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4022501839 [binding] => 単行本 [detail] => Array ( [0] => 朝日新聞社 [1] => 小松 秀樹 ) [asin] => 4022501839 [img] => http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Q563S9RCL.jpg [imgTitle] => [price] => ¥1,680 [rate] => 4.5 [rateImg] => 4-5 [review] => Array ( [totalCount] => 43 [summary] => 現場発の熱い意見 [content] => 2006年の発売とともに、話題になっていた本。やっと読むことができました。

今、ますます問題となっている医療現場の疲弊を、まさに現場の医師が
説得力を持って述べた本書は、歯切れのよい文体もあり、インパクトを
残す名著でした。

すべてに賛同するわけではないにしても、ともかく行間から立ちのぼる
「どうにかしなくては」という思いが伝わる、凄い本です。

筆者の主張をまとめると以下になります。

1)医療には限界があること

>医療には限界がある。しかし、多くの患者はこれを実感として
>理解していない。
>生命を守ることを医学の任務とするならば、医学は最終的に、
>100パーセント任務遂行に失敗する。
>現代医学には、身体で起こっていることを大まかに想像する程度の
>能力しかないからである。

>医療に大きなリスクが伴うことを社会に認知させたのが、1999年に
>アメリカで出版された米国医療の質委員会/医学研究所による
>「人は誰でも間違える」である。
>題名そのものが、事故が起きることは避けられない、事故そのものを
>冷静に分析して医療の安全をはかることが必要であると雄弁に提案した。

2)しかし、その限界を、患者や警察、法律家、ジャーナリストが
わかっておらず、医療への現実離れした厳しい要求が出るようになったこと

>患者のみならず、法律家やジャーナリストも安心・安全願望に支配
>されている。過度な安心・安全願望が満たされることはありえず
>不安と攻撃性をうむ。法律家やジャーナリストも患者側の一員として
>医療への攻撃に加担している。

>患者は疑心暗鬼で医療をみるようになってきた。
>医療の結果が本人の望んでいた通りでないと、
>とげとげしい反応が出てくるケースが明らかにみられるように
>なった。

ひいては、実体のない感情的な世論にそった無責任な記事をかいて、
医師を追いつめていることなども指摘されています。

3)その結果、医療現場の士気が低下し、ますます医療の質が低下していること

>こうした中、勤務医が、じっと我慢して患者のために頑張ることを
>放棄し始めた。
>日本の勤務医は、(中略)、自らの知識や技量に対する自負心と、
>病者に奉仕することで得られる満足感のために働いている。

筆者によれば、勤務医は理不尽さのなかで、声をあげるよりは
病院から立ち去ることを選ぶ、とのことでこれが本書のテーマにも
なっている「立ち去り型サボタージュ」ですが、そのために
産科など厳しい現場がますます人手不足で厳しくなり、人員配置
という構造からみても事故が起こりやすくなっていることを
指摘しています。

筆者は医療寄りなばかりでなく、日本の医療の密室性、封建制に
ついても批判しており、たとえば昭和大学の医療事故では、
「この事件の解明が、警察の関与があってはじめてなされたことを
残念に思う」と述べています。

印象に残ったのは、医師が、これほど患者の態度によって、
士気を喪失したり士気を高揚させたりする職業だということ。

よい医療を確保するために、患者として、あるいはそれぞれの
立場として何が出来るのかを、あくまで理性的に考えなくては
ならないのだと思いました。 [rateImg] => 4-5 [rate] => 5 [date] => 2008-12-16 ) [release] => ) 医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か - / ユーラシア大陸アイテムサーチ

医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か

  • 価格:¥1,680
  • 朝日新聞社/小松 秀樹
  • おすすめ度:4.5(43)

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医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何かの口コミ情報

おすすめ度:5現場発の熱い意見, 2008/12/16

2006年の発売とともに、話題になっていた本。やっと読むことができました。

今、ますます問題となっている医療現場の疲弊を、まさに現場の医師が
説得力を持って述べた本書は、歯切れのよい文体もあり、インパクトを
残す名著でした。

すべてに賛同するわけではないにしても、ともかく行間から立ちのぼる
「どうにかしなくては」という思いが伝わる、凄い本です。

筆者の主張をまとめると以下になります。

1)医療には限界があること

>医療には限界がある。しかし、多くの患者はこれを実感として
>理解していない。
>生命を守ることを医学の任務とするならば、医学は最終的に、
>100パーセント任務遂行に失敗する。
>現代医学には、身体で起こっていることを大まかに想像する程度の
>能力しかないからである。

>医療に大きなリスクが伴うことを社会に認知させたのが、1999年に
>アメリカで出版された米国医療の質委員会/医学研究所による
>「人は誰でも間違える」である。
>題名そのものが、事故が起きることは避けられない、事故そのものを
>冷静に分析して医療の安全をはかることが必要であると雄弁に提案した。

2)しかし、その限界を、患者や警察、法律家、ジャーナリストが
わかっておらず、医療への現実離れした厳しい要求が出るようになったこと

>患者のみならず、法律家やジャーナリストも安心・安全願望に支配
>されている。過度な安心・安全願望が満たされることはありえず
>不安と攻撃性をうむ。法律家やジャーナリストも患者側の一員として
>医療への攻撃に加担している。

>患者は疑心暗鬼で医療をみるようになってきた。
>医療の結果が本人の望んでいた通りでないと、
>とげとげしい反応が出てくるケースが明らかにみられるように
>なった。

ひいては、実体のない感情的な世論にそった無責任な記事をかいて、
医師を追いつめていることなども指摘されています。

3)その結果、医療現場の士気が低下し、ますます医療の質が低下していること

>こうした中、勤務医が、じっと我慢して患者のために頑張ることを
>放棄し始めた。
>日本の勤務医は、(中略)、自らの知識や技量に対する自負心と、
>病者に奉仕することで得られる満足感のために働いている。

筆者によれば、勤務医は理不尽さのなかで、声をあげるよりは
病院から立ち去ることを選ぶ、とのことでこれが本書のテーマにも
なっている「立ち去り型サボタージュ」ですが、そのために
産科など厳しい現場がますます人手不足で厳しくなり、人員配置
という構造からみても事故が起こりやすくなっていることを
指摘しています。

筆者は医療寄りなばかりでなく、日本の医療の密室性、封建制に
ついても批判しており、たとえば昭和大学の医療事故では、
「この事件の解明が、警察の関与があってはじめてなされたことを
残念に思う」と述べています。

印象に残ったのは、医師が、これほど患者の態度によって、
士気を喪失したり士気を高揚させたりする職業だということ。

よい医療を確保するために、患者として、あるいはそれぞれの
立場として何が出来るのかを、あくまで理性的に考えなくては
ならないのだと思いました。

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  3. 医療崩壊―「立ち去りサボタージュ - NATROMの日記

    医療崩壊―「立ち去りサボタージュ小松. 秀樹 (著) ... これから情報を集めたいが匿名でのブログは信頼性が低いと思われる人は、まず、『医療崩壊―「立ち去りサボタージュ』をお読みいただきたい。 ...

    • d.hatena.ne.jp/NATROM/20070504/p1